リラク・マッサージ 1店舗
こし楽 体ほぐし
代表 小林さま
―― こし楽 体ほぐしさまについて教えてください。
「こし楽 体ほぐし」は、体ほぐし(マッサージ)をメインに据えた、リラクゼーションサロンです。2024年に東京・神保町にオープンしました。現在は2名で運営しており、リンパマッサージやリフレクソロジー、ドライヘッドスパなども提供しています。施術歴10年を超えるスタッフも在籍しており、長年培ってきた手技や知識をもとに、お客さまの疲れ具合やニーズに応じた施術を強みとしています。
―― 開業のきっかけを教えてください。
数年前に腰痛で辛かった時期があり、マッサージ屋さんに施術を受けに行ったのです。その時に受けたマッサージが良く効いて、驚くほど体が楽になったんですよね。そこから身体を整えることに興味を持ち始めて、自分でも動画をみながらストレッチの勉強をはじめたり、それが高じて整体スクールにも通ったりするようになりました。その後「実際にお客さまを相手に施術を重ねて腕を磨いていきたい」と考え、本業の傍ら休日にマッサージ屋さんでアルバイトを始めたのです。 40代半ばも過ぎ、ちょうどこれからの働き方を模索している時期でもありました。そんな中で頭の片隅に「ゆくゆくは自分のお店が持てたらいいな」という思いが漠然とありました。
その後、本業のほうで完全フリーランスに移行する目処がたったタイミングで、マッサージ店も辞めることになったのですが、最終日に担当したお客さまから「小林さんにまた担当して欲しい」と声をかけてもらえたのです。とても嬉しかった反面、その日が最後の出勤日でしたから、もうお会いできないなと思い、咄嗟に「じゃあ、お店を作りますから。そのうち来てください!」って言っちゃったんです。この出来事が後押しになって、お店を作る決意をしました。
―― こし楽 体ほぐしさま の STORES 導入までの経緯を教えてください。
お店を運営するにあたって、叶えたかったことがいくつかありました。
まずは「店舗運営」の観点です。予約件数を増やすために「複数の媒体から予約受付ができる」ようにしておきたいと考えていました。しかし、予約できるチャネルが増えるとダブルブッキングが起こりやすくなりますよね。だからこそ、システムを使ってダブルブッキングを防止したいと考えていました。
次に「お客さまの体験」の観点です。店舗の前を通りがかったお客さまが、お店を認識したタイミングが予約をいただける最大のチャンスだと思い、「名前」と「電話番号」だけで簡単かつ即時に予約できることを重視していました。でも、予約したいと思った時に、アカウント登録が必須だったり入力項目が多いと、後回しになって予約に結びつかず、そのまま忘れられてしまうなんてことになりそうですよね。だからこそシステム選定に当たっては「簡単かつ即時に予約できること」が大事でした。
さらに、会計をスムーズにするために予約情報の確認と会計操作が同じ画面ででき、複数のキャッシュレス決済に対応していることも必要だと思い、これらを全て叶えられるサービスを探していました。
―― STORES を導入する決め手は何だったのでしょうか。
叶えたいことが複数ある中で、最も重要だったのが「複数媒体からの予約を受け付けしつつ、ダブルブッキングを防げること」でした。
というのも、基本的にはお店は1名で運営する時間が多くなる想定でしたので、営業時間中にダブルブッキングを回避するための作業(予約の管理画面を確認し、予約が重ならないように他の媒体も予約枠をふさぐなど)をしていると、施術に集中できないと思ったのです。
そこで、複数媒体からの予約が一元管理でき、なおかつダブルブッキングを自動で防止できるシステムを調べ「かんざし」というサービスを見つけました。さらに調べていくと「かんざし」は「STORES 予約」と連携できると分かったんです。また STORES には「STORES 予約」の他にも、POSレジ「STORES レジ」もあり、キャッシュレス決済「STORES 決済」などの店舗運営に必要なサービスが一通り揃っていますよね。これらを一気通貫で使ったら便利そうだなと思い、STORES の複数サービスを導入することに決めました。
―― STORES を導入しての効果や成果をお聞かせください。
まずは「STORES 予約」と「かんざし」を連携して利用することで、複数チャネルから予約受付をしていても、ダブルブッキングを防止できていることが嬉しいですね。これがないと、お客さまの施術をしている最中に、何度も中断して予約システムの管理画面を見に行く必要が出てきますが、この手間を省けているのが大きいですね。何かを気にしながら施術していると、それがお客さまにも伝わってしまい、リラックスを妨げてしまうんです。だからこそ、より良いサービスを提供するためにも、私たちが施術に集中できる環境づくりが欠かせません。
また、「STORES 予約」「STORES レジ」「かんざし」が連携していることで、複数の媒体からの予約情報が自動でPOSレジに連携されます。予約情報がそのままPOSレジに連携され、さらにポイント利用の場合は、ポイントが差し引かれた状態でレジ上に会計金額が表示されるので、複数の画面を行ったり来たりせずに済みます。また、お会計もポイント利用分の計算を手作業で行うことなく完了するんです。現在は、お会計自体は1分もかからずに完了していますね。会計で手間取って時間がかかってしまうと、次の施術にも影響しますので、スムーズかつ短時間で会計が済ませられるのは大きな価値があると思います。
かんざし連携 イメージ
―― 予想外の効果や成果はありましたか。
想定よりも「公式LINEからの予約」が多いことに驚きました。元々はLINEでの予約受付は予定していなかったのですが、スタッフから「公式LINEでポイントカードを使えるようにしたい」と声が上がったので、それならLINEからも予約を受付できるようにしようと導入をしたんです。
現在は、一度来店されたお客さまは積極的に登録してくださっていますね。やはりLINEから次回の予約ができるのが便利なようで、徐々にLINEからの予約比率も増え、オープンから3ヶ月ほどで全体の2割超を占めています。また、路面店の強みを活かし、お店の窓にもQRコードを掲示をしているのですが、ここから予約いただけることもあり「物理的な予約導線の効果」を強く感じていますね。
―― 導入時の STORES のサポートはいかがでしたか?
定期的にオンラインでお話を聞いていただいて、アドバイスをもらえたのが助かりましたね。 STORES の複数のサービスを使っているので、いくつか設定があったのですが、問い合わせをするとすぐに設定方法や必要なマニュアルを送ってくれたんです。それを見ながらコツコツ進められたので、無事開店までに複数サービスのセッティングを完了できました。
―― 今後の目標をお聞かせください。
まずはリピーターのお客さまを増やしながら、外部メディアに頼らずに集客や運営ができる状態を目指したいですね。現在は家賃に匹敵する程の費用をかけているのですが、この調子でリピーターのお客さまが増えると、そこに頼らずにすむようになるかもしれません。そうして抑えられた費用を、給与や設備投資など別のことに使えるようになることを目指しています。
また、現在は施術ベッドが2つあるのですが、1ベットでしか稼働ができていません。ゆくゆくは、もう1人スタッフの方を迎えて、2ベッドをしっかり稼働させたいなと思っています。
―― 目標を達成するために、STORES に期待することをお聞かせください。
2つありますね。1つ目は、STORES 予約 から複数のメニューを選べるようになることです。そうなれば、お客さまにとっては予約の利便性が向上して選べるメニューの選択肢が増えますし、私たちにとっては客単価アップにつながるので経営面でもプラスになると思います。
2つ目は、顧客IDの統合です。マッサージなどの施術は、担当が変わっても効果的な施術を行うために、お客さま一人ひとりの履歴が残る「カルテ」が本当に大事なんです。現在は同一のお客さまであっても、前回と今回で予約情報にズレがあると、別々の顧客IDで登録されてしまいますが、これが1顧客1IDで管理できるようになれば、より正確に一人ひとりの顧客履歴を引き継ぐことができ、お客さまに寄りそうコミュニケーションがとれるようになります。ここに期待していますね。
―― 最後に、今後顧客データをどのように活用したいかをお聞かせください。
お客さまとのコミュニケーションに活かして行きたいですね。お客さま一人ひとりの顧客データが正確に蓄積されていくことは、施術の効果を高めることはもちろんですが、お客さまの緊張感を取り除くという意味でも大切です。例えば、いつも「初めまして」から始まる接客だと、お客さまも毎回緊張してしまいますよね。しかし、しっかりと顧客データが蓄積されていれば、スタッフが変わったとしてもそのデータをもとに、「また来てくださいましたね」や「その後どうですか?」などの会話ができます。このようなコミュニケーションができれば、お客さまの緊張もほぐれやすくなると思うんです。
こし楽では、マッサージだけでなく、お客さまの心身をともに癒すことを大切にしています。だからこそ、1回1回の施術を通して、「ふっ」と体の力が抜けるようなコミュニケーションや空間づくりを心がけています。これからも、この積み重ねで「またここに来たい」というお客さまが1人でも多く増えていくと嬉しいですね。
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