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ヘアサロンで STORES の複数サービスを導入!美容師頼みにせず、顧客データ×STORES の活用で「物販(店販)強化」へ

i.NAGOYA 経営企画・総合プロデューサー 奈良さま

i.NAGOYA 経営企画・総合プロデューサー 奈良さま
導入のきっかけ
  • 予約情報とネットショップのデータ連携により、物販(店販)を強化したい
導入後の感想
  • 伴走型のサポート体制で、全員オープニングスタッフでもスムーズに運用開始できた
  • 物販(店販)の仕組み作りは準備中。今後本格始動を予定している

全国に複数店舗展開中!SNSでの情報発信やセルフブランディングなど「美容師の育成」に注力するヘアサロン

―― アイドットグループさまについて教えてください。

2021年に大阪からスタートし、現在はアイドットグループ全体で15店舗のヘアサロンを運営しています。事業内容は美容室の運営がメインですが、ヘアケアなどのオリジナル製品の販売や、外部の美容師向けのコンサルティング事業もおこなっています。

―― 強みやこだわりを教えてください。

強みは「美容師の育成」です。アイドットグループは全員正社員で、ゼロから美容師を育てており、業界では「教育型サロン」と呼ばれることもあります。特に近年は「ソーシャルメディアでの情報発信を強化することによって、外部サイトに頼らずに自己集客できる」「セルフブランディングと発信力を活かし、お客さまとの良好な関係が構築できている」そんな美容師が中心のヘアサロンを目指し、教育に力を入れています。

その結果、美容師の日々の努力もあり、一般的な美容室と比べるとやや高めのメニューでも、お客さまからご支持やご指名をいただけるようになりました。

i.NAGOYAさま

美容業界は労働集約型で、売上の大半をサロンのメニューに依存……。安定した雇用やサービス拡充のため、売上の「物販(店販)比率」を高める

―― i.NAGOYAさま の STORES 導入までの経緯を教えてください。

他の美容室でも同じ悩みを抱えていると思うのですが、美容業界は労働集約型ということもあり、売上の大半を「サロンのメニュー」に依存しています。そのため、欠員や退職によって美容師の人数が減ることが売上減少に直結します。さらに、メニューの価格を上げるにしても、上限がありますよね。そこで、安定した雇用やサービスの拡充を継続するためにも、サロンのメニュー以外の「物販(店販)売上」を伸ばしていく必要があるのです。

我々は、この「物販(店販)売上」を、美容師任せではなく、本部が主導する形で強化していきたいと考えています。というのも、美容師の中には物販(店販)の営業をするのが苦手な方もいますし、美容師にとって負担になっているケースもあるからです。そんな状況も踏まえて、お客さまの予約履歴や購買履歴などの顧客データを活用し、本部からお客さまに向けて直接メールなどで店販商品のご案内ができれば、一人ひとりのお客さまの満足度を高める提案ができ、結果として、美容師の負担を増やすことなく物販(店販)の強化に繋げられると考えたのです。

そうすれば、美容師は本来の施術に集中でき、お客さまに「メールのご案内をお送りするので見てみてください」とお伝えするだけで良くなります。そこから、この構想を実現できるサービスやシステムを探し始めました。

―― STORES を導入する決め手は何だったのでしょうか。

大きくは2つあります。1つ目は、予約いただいたお客さまデータとネットショップを連携できるようになることです。もともとは物販を強化するために、ネットショップ開設サービスを幅広く調べており、「STORES ネットショップ」も認識していました。そのあとで、予約システムの「STORES 予約」やPOSレジ「STORES レジ」も提供されていると知り、複数のサービスを提供している STORES であれば、実現したかった「予約のお客さまとネットショップのデータ連携」や「顧客情報の一元管理」ができそうだと分かり、それが導入の決め手となりました。

2つ目は、実現に向けて一緒に取り組んでいける期待感です。ある程度の大きなシステムベンダーさんになると、機能要望を聞いてもらうことや、要望をお伝えしても臨機応変に対応をいただくことは難しくなります。ただ、私たちのような規模のサロンだと、個人のお店とは異なる課題も生じます。このような課題感や要望についても、STORES であれば一緒に解決に向けて取り組んでいける、そんなフットワークの軽さに期待感を持ちました。

i.NAGOYAさま 内観

レジ締めは5分以内で完了!伴走型のサポート体制で、全員オープニングスタッフでもスムーズに運用開始へ

―― STORES を導入しての効果や成果をお聞かせください。

現在は「STORES 予約」と「STORES レジ」をメインで使っています。

「STORES 予約」はノーコードで操作できるため、現場の美容師やアシスタントもスムーズに操作ができています。例えば、ある美容師が昇格し、自身のメニュー料金を変更する必要が出てきた場合、本人が主体性をもって予約システム上の料金の設定変更を進められます。「料金設定」や「メニューの作り方」は自分のブランディングをする上でも重要なポイントです。だからこそ、美容師自身が「今すぐ手を打ちたい」という時に、スピーディに変更できるシステムの操作性は大切だと考えています。また、管理側の私たちからしても、本部が変更するのを待つのではなく、現場の美容師自身が「すぐに変えたい」と思った時に、自分たちの手で簡単にカスタマイズできたり、設定を変更したりできることは嬉しいですね。

また、「STORES レジ」を使うことで、レジ締めが効率化できています。スタッフによっては、これまで手計算でレジ締めをしていたケースもあり、20分以上かかってしまうこともありました。しかし現在は「STORES レジ」の精算機能を使うことで、5分以内で完了しているケースがほとんどです。 さらに、「STORES レジ」を使うことで、iPad上で料金の計算、お客さまへ合計金額の提示、その後の会計までをシームレスに行えます。「一度電卓で計算し、再度レジに合計金額を打ち込んでお会計する」などの「二度打ち」がなくなったので、会計作業も正確になり、効率化できました。

導入の決め手にもなった「ネットショップとの顧客データ連携」については、今後取り組みを予定していますが、今時点でもスムーズにページ作成などを進められそうです。

STORES レジ 操作イメージ

STORES レジ 操作イメージ

―― STORES を導入しての予想外の効果や、お役に立てていることをお聞かせください。

私たちが想定していなかった機能アップデートが次々と行われており、ありがたいと思っています。最近だと「時間外の予約」ができるようになり、現場の美容師たちはとても楽になったと思いますね。 そのほかにも、MEO(マップエンジン最適化)など、まだ手をつけられていなかったものについても提案や新たな知見をいただけるので、ありがたいなと思っています。

―― 導入時の STORES のサポートはいかがでしたか?

伴走型でサポートしてもらえたことがとても良かったですね。特に今回 STORES を導入した i.NAGOYA は、アイドットグループとしても初出店のエリアで、スタッフ全員が新卒もしくは中途のオープニングスタッフでしたから、全てがゼロからのスタートでした。システム導入に関しても、これまでに使ったことがないシステムで、スタッフ一人ひとりのITリテラシーに差がある状況でしたが、STORES 担当者の手厚いサポートもあり、今ではしっかり利用できています。

また、運用が始まってからも、各スタッフからの相談内容に個別に回答してもらえる環境がありがたいですね。私たち本部側が把握していても、実際に運用するスタッフが理解していないと前に進んでいかないと思うんです。また、その場その場で理解していくことが教育としても大事だと思っているので、サポート担当の方に伴走いただけるのは、本当に助かっています。

STORES を使って、顧客データとネットショップを連携し「物販(店販)比率の向上」へ

―― STORES に期待することをお聞かせください。

大きく3つあります。1つ目はスタッフ一人ひとりが「セルフブランディングに必要なデータ」をみやすい状態になることです。美容師は絵や図で物事を把握することに長けているので、ボタンひとつで「売上」「新規率」「再来率」「店販比率」などのパフォーマンスデータを把握できるようになると嬉しいです。

2つ目は、「対美容師さま向けのBtoB事業」にも STORES をうまく使えるとありがたいなと思っています。たとえばセミナー代金の徴収やチケット販売、卸売販売などです。この点でもサービス拡充があればなお嬉しいですね。

3つ目は、顧客データとネットショップの連携による物販比率の向上です。先に述べたように顧客データとソフトウェアを活用することで「本部側から顧客さまへアプローチ」が可能になります。また、ゆくゆくは商品在庫を店舗におかず、在庫や発送も全て本部に集約し、本部からお客様の手元に発送できる仕組みの構築も考えています。そのためには顧客データ自体が正しく取得できていることが重要ですから、ECと予約の顧客データが連携され、最初から正確なデータを取得でき、運用する中で起こりがちなデータメンテナンス作業を可能な限り軽減できると嬉しいですね。

―― 最後に今後の展望をお聞かせください。

私たちが一番大切にしているのが、「美容師」としての前に、いち「個人」としての「人間力を高めていくこと」です。

アイドットグループには毎年40~50名の新卒者が入社します。全員を「正社員」で採用し、教育に注力している理由にも繋がるのですが、彼・彼女たちに美容師という仕事を、いわゆる「職業」としてだけやるのではなくて、「生業(なりわい)」としてそれぞれの人生に取りこんで欲しい。そう願って、自分で発信したり、お客さまと長期的に関わっていくことを主軸とした教育に力を入れているんです。

ですから、これからも育成を通して、自己集客できる美容師を増やし、そんな美容師たちと一緒に日本全国にアイドットの店舗を広げていくことができたら嬉しいですね。

i.NAGOYAさま 02

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