予約システムの導入を検討する中で、日本には多種多様なサービスが存在しており、どういった基準で選べば良いのかわからない方が多いようです。そんな方のために、予約システムの導入にあたり必要な情報を網羅的に紹介いたします。
最初に予約システムの導入の理由は様々ですが、業種問わず下記3点の理由が多いです。
予約システムが無い場合、電話で受付ができる営業時間内しか予約を受け付けることができません。ただ、実は営業時間外の仕事が終わった後などの夜の落ち着いた時間に予約が入るため予約システムの導入を検討されることが多いです。
営業時間外のインターネット予約が全体の予約数の過半数以上の「51.6%」を占めるという結果になりました。
また、ネットで予約をする時間帯のピークは「20時〜21時」となっており、就業終了後や子育てや家事が落ち着いた夜の時間帯にゆっくり予約する傾向が見受けられます。
(参照元:https://www.corp.coubic.com/single-post/internet-yoyaku)
予約電話の対応に時間を取られるため、それにかかる人手を削減したいと考えられる方が多いです。また、予約が増えてくると、紙の予約台帳やEXCEL(エクセル)で予約管理していると、電話で受け付けた予約を記入することにミスが起きたり、予約の取り間違いをするなどお客様に迷惑かけてしまうことが発生してしまいます。予約管理システムなら設定した通りに予約受け付けができるよう動作していますので、確認不足によるミスがなくなります。
現地での決済だとお客様の支払いが必要となりますが、スタッフが接客中ですぐに対応できないなど経験したことがある方は多いと思います。少数のスタッフで運営されている方が多いと思いますので致し方ないとはいえ、待たせることによりお客様に不快感を与える可能性があります。ネット予約で予約した時に決済ができれば、お客様にとっては待たせることがなくなり、管理者様にとっては人手がかからなくなり、お互いにメリットを感じていただけます。
また、フィットネス施設やスクール・教室など業種によっては、都度予約だけではなく毎月定額で引き落とすような月謝決済や先にまとめて決済していいただきお得に予約してもらえる回数券機能などがあった方が良いと考えられる方も多くいらっしゃいます。
予約システムの導入にあたり代表的な方法として、独自のサイトを構築し予約システムを導入する
「ホームページ導入型」と、有名サイトでネット予約を提供しているところに掲載する「予約メディア掲載型」があります。
ホームページ導入型は、「**.com」など独自ドメインを取得して、ホームページを作成し、そのホームページに予約システムを埋め込んでネット予約を受け付けられるようにし、「実店舗でいうところの直営店舗や専門店舗などの路面店」に該当します。
「予約メディア掲載型」とは違い、予約メディア内の規制が無いため、デザインは自由で、顧客情報もホームページ管理者様の財産とすることができます。また、「どのお店でサービスを受けたのか」という意識が強く残るため、リピート予約にも繋がりやすいです。
予約メディア掲載型は、業種によって様々なメディアが存在しており、「デパートに1テナントとして出店・掲載する」と例えられることが多いです。
予約メディアには、サービス内容に合わせて価格が掲載されており、お客様は近い場所を選択し、サービスを安い順に並び替えるなどをして、比較しながらサービスを探されます。
有名な予約メディアのサイトとして、例えば、美容院・ヘアサロン・ネイルサロン・リラクゼーション・エステのだとホットペッパービューティー。ヨガだとヨガルーム。レンタルスペース・貸し会議室だとインスタベース。飲食店だと食べログやぐるナビ。ホテルだとじゃらんや楽天トラベル。アクティビティだとアソビュー。などです。
それぞれどちらが良いのかというわけではなく、最終的には両方とも実施するのがおすすめです。「ホームページ導入型」で自分達のサービスのブランドを作り、お客様との関係性を構築することができるため、ファンを作ることができます。そのため、リピート予約していただけるので、利益率が高くなります。最近では、SEOに効果的な機能や予約メディアにも掲載できるホームページ導入型のサービスがあるため、費用を抑えつつ、予約システムの導入をすることができるようになってきました。
「予約メディア掲載型」では、デパートに人が集まるようにホームページに訪れるお客様は多いため、費用をかけられるようになった際に掲載の検討いただくのが良いです。それは、掲載費用が高額であるということだけでなく、かんたんに近い場所の同業他社と比較することができるようになってしまうため価格競争に陥ってしまい、サービスの提供価格を下げざる負えない状況が起きてしまうためです。
予約のとり方にはタイプが複数あります。業種によって対象が異なるため、どのように予約管理する良いのか下記からタイプを選択してください。
既に決まっているスケジュールから予約するタイプ
ヨガ(ピラティス)、料理教室、英会話教室、フィットネス、ゴルフスクール、ワークショップ、セミナー、音楽教室、説明会、講習会、面談、旅行など
特定の曜日・時間に受講生が在籍している前提で、欠席の連絡や振替予約を受け付ける予約タイプ
テニススクール、ゴルフスクール、スイミングスクール、学習塾、加圧トレーニング、パーソナルトレーニング、音楽教室など
営業時間内で好きな時間に予約するタイプ
マッサージ、レンタルスペース、美容院、ネイル、マツエク、エステ、整骨院、カウンセリング、会議室、レンタルスペース、介護、歯医者、動物病院など
営業時間内で好きな時間とスタッフを指名して予約するタイプ
美容院、ネイル、マッサージ、マツエク、エステ、整骨院、カウンセリング、介護、歯医者、動物病院など
予約システムの導入検討にあたり、一般的に必要な機能を一覧化いたしました。たくさんの機能がありますが全て必須で必要というわけではないですので、管理者様が提供したいサービス内容に合わせて検討されることをおすすめいたします。
多様な機能があるため、サービス紹介サイトを見るだけではなく、無料アカウントを取得して実際に試しに利用してみたり、資料請求や問い合わせをして管理者様の方で実現したい予約管理ができるのか確認していただくことをおすすめいたします。
予約システムを探している場合、どうしても業務効率化に目が行きがちです。もちろん、業務効率化は非常に重要です。しかし集客をしなければ、当然予約は入りません。特に開業したての場合、ホームページを用意してもすぐ予約が入る、ということは稀で、何かしら集客対策をしなければなりません。そこで、予約システムに集客機能が付いているかどうかが非常に重要になってきます。はじめのうちは広告などに金額をかけることは難しいと思うので、少しでも集客機能が付いているシステムを検討すると良いかと思います。レビューやSEO対策機能など、コストをかけずに利用できる機能が付いているシステムを検討することが大事です。
集客ができてきたら、次に考えることはリピーターや会員になってもらえるかどうか、です。リピーター対策はある意味新規集客より大切です。継続的に予約をしてくれるだけではなく、友人を紹介してくれたり、新しいサービスを予約・購入してくれることもあります。リピーターにするには、まず第一にまた来たいと思ってもらえるサービスを提供してるかどうか、が大事です。そして、予約のしやすさ、次回来店のしやすさ、リピーターになったらお得になる価格設定などが挙げられます。そこで効果的なのは、月謝や回数券など、リピーターや会員になることでお得に次回来店できる決済の仕組みです。また、キャッシュレス化が叫ばれる世の中ですから、ネット決済で簡単に購入できる仕組みも必要です。また、多くのお客様はスマートフォンで予約をされるので、お客様向けのアプリがあると良いでしょう。ただ、アプリを一から作るとかなり金額が高くなってしまうので、アプリも提供している予約システムを使うと、金額もかからず便利です。
高機能でも使いこなせなければ意味がありません。多くのシステムは機能を充実させて利用はお客様任せになってしまっています。また、予約者に対してもそうです。予約する際に様々なアンケートや複雑な動線にしてしまうと、それだけで予約者は逃げてしまう可能性が高まります。予約のしやすいUIや、設定のしやすい管理画面を用意している予約システムを見つけると良いでしょう。とはいえ、やりたいことを追求すればするほど高機能な予約システムにならざるを得ませんが、そんな時はサポートが充実していて、設定や運用をフォローしてくれるシステムを選択することが大事です。最近だと電話やメール以外にもチャットでサポートできるシステムもございます。ちょっとしたことならチャットで質問を投げかける、なども可能なので、多様なサポート形態が充実しているシステムをオススメします。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
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