無料から使える予約システム　STORES 予約

スパルタ英会話では過去、対講師に向けて、コーチングコースをオンラインにて実施しており、以前から、対お客様に向けたオンラインレッスンを行う構想も議論の俎上に上がっていました。
今回、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、緊急事態宣言が発令されたことをきっかけに、全てのレッスンをオンライン上で受講できるようにし、継続して英語の学習をしていただけるようにしています。
また、対面で受けたい方のために、一部の店舗では、新型コロナウイルス感染症の対策を行いながら、極めて小規模に対面でのレッスンも実施しています。

課題は大きく分けて二つありました。

一つ目は、講師およびコンサルタントのオンラインレッスンに対する心理的障壁を取り除くことです。
講師やコンサルタントが、今まで行ったことのないオンラインレッスンにおいても、自信をもってお客様にサービス提供できるようにすべく、オンラインレッスンの仕組みづくりを行いました。特に、グループレッスンではZoomのブレイクアウトルーム機能を駆使する必要が有ったため、社内研修を実施し、オンラインレッスンでも対面レッスンと同じ質のサービスを提供できるように努めました。

二つ目は、お客様のオンラインレッスンに対する心理的障壁を取り除くことです。
初めてオンラインレッスンを受講するお客様の立場に立つと、アプリをインストールすることへの不安、レッスン中の音声トラブルへの不安等、心理的障壁があると感じていました。
スパルタ英会話では外国人講師によるオンラインレッスン開始前に、日本人コンサルタントによるZoomの機能説明やレッスンのご案内を日本語で説明するサポートを提供し、オンラインレッスンへの心理的障壁を取り除くよう努めています。
さらに、レッスンコース内に、Zoomの機能説明を行うセミナーを組み込み、簡単に理解頂けるような機会を提供しています。

自社のサービスモデルと相性の良いWEB会議サービスを採用すべく、いくつか比較検討し、画質や機能面でも優れているZoomを導入しました。
Zoomの機能の中でも、受講者をグループ分けできる「ブレイクアウトルーム」機能と互いに画面を共有できる「画面共有」機能を活用しています。

前者の機能を用いることで、受講者間で話す時間を設けることができ、一方的なレッスンではなく、受講者参加型のアクティブなレッスンを行うことができています。
後者の機能を用いることで、講師が授業中に必要なスライドを受講者に共有することができるため、実際に教室でホワイトボードに記載するようなイメージでレッスンを進めることができています。

さらに、オンラインレッスンならではの工夫として、受講者の方が授業中に間違った点をWordにまとめて受講者全員にお送りすることで、受講者が後から振り返りがしやすいような仕組みをつくっています。

今までは一部を除いて教室ごとに予約ページがあり、お客様は通われている教室の予約ページからレッスンを予約・受講されていました。
しかしオンラインレッスンを開始するにあたり、既存のお客様や今まで教室でのレッスンを受講することのできなかった遠方のお客様を一括で管理する新たな予約ページの作成が必要であると考えました。
STORES 予約 のシステムは新たな予約ページの作成が大変容易であったため、スムーズに準備を進めることができ、お客様への新たな予約ページの告知とアプリの登録方法のご案内を行い、スムーズにオンラインレッスンを運営することができています。

オンラインレッスンにご参加いただいたお客様からは、教室とご自宅への往復の手間が省けたこと、ご自宅にいながら英語学習を継続できること等、オンラインレッスンのメリットを感じていただけています。
一方で、対面での受講を希望される方のために、一部の店舗では対面でレッスンを受講いただけるようにしており、ご自身の希望に合わせて、オンライン、対面を選択いただけるようにしております。

オンラインレッスン導入によって、日本全国のお客様がレッスンに参加できるようになりました。遠方にお住まいで、教室にお越しいただけないお客様のためにも、教室でのレッスンとともにオンラインレッスンを継続して提供していきたいと考えています。

主にマンツーマンレッスンを行っている事業者様の場合は、いくつかのWEB会議サービスを利用して実際にお客様にお試しレッスンをご提供し、普段行っているレッスンと同程度の質のレッスンをオンラインでお客様にご提供できるかをご確認いただくのがいいかと思います。実際に外出自粛要請が発令中であるために外出せずに英語を学びたいと考えているお客様は多くいらっしゃいますので、できる限り迅速に動くべきだと思います。
グループレッスンを行っている事業者様の場合は、10名程度のグループレッスンで実際にお試しレッスンを実施し、Zoomのブレイクアウトルーム機能などを有効活用してお客様へアクティブ型のレッスンをご提供するのが良いと思います。
どちらの形態であっても、実際にテストを行ったうえで必要な準備をすることがスムーズなオンラインレッスン導入につながると思います。